![]() ぶつからないクルマ? で、人気の先進運転支援システム「アイサイト」が非常に売れている。アイサイトが売れているという表現は、ちょっとヘンかもしれない。アイサイトはスバル レガシィに装着される安全運転支援のシステムだ。 このアイサイトは、簡単にまとめると、ふたつのカメラをルームミラー横に付け、障害物を感知しドライバーが気が付かない場合、衝突回避のために自動ブレーキをかける。ちょっとよそ見していて、前方のクルマに追突。そんな、もしものときに効果を発揮してくれる。色んな条件下により、必ずしも停止する仕組みではないが、その恩恵は絶大だ。そのシステムが、なんとオプションで約10万円というのだから、人気にならないわけがない。 スバル レガシィでアイサイトの装着率は、なんと約60%にもなっている。さすがのスバルもこれほどまでの人気になるとは思っていなかったようで、スバルが目標に立てた装着率は30%だった。目標というのは、達成できたらいいなぁ、ということで比較的高めに設定される傾向にある。と、いうことは、投資回収を考えると実際15%とか20%程度が予測値だったのではないだろうか。 まぁ、そんなワケでスバルのマーケティングの予想はいい方向に大ハズレ! 結果が出たからいいものの、もはや、マーケッターは死活問題ともいえる失態を犯したともいえる。マーケットを論じることができないほど悔しい思いでいっぱいだろう。もし、この結果でマーケッターが喜んでいるとしたら、それはそれで問題だ。 あくまで個人的にだが、スバルにはマーケティングなんて必要ないと思っている。スバルというメーカー、大げさにいうと、技術者が自分達が信じる好きなものを作って売ってきた経緯がある。いわゆるプロダクトアウトな会社だ。それゆえに、根っからどっぷりとスバル大好きというファンが多いのは事実だ。我々ユーザーも、それだけにスバルのクルマに対して想いが深くなる。こんなメーカーは、貴重でもある。 確かに会社の存続とか着実な成長ということを考えると、プロダクトアウトな商品はリスクが高い。カタイ商売なら、マーケットインだろう。でも、それは今では親会社であるトヨタが得意としている領域だ。マーケットインなクルマと強力な営業力は、他メーカーでは太刀打ちできない。スバルがそんなトヨタと同じ方向で商品開発をしても・・・。 さて、今回のアイサイトのヒットは、多くの自動車メーカーのマーケッターにも多大な影響を与えたといえる。多くの自動車メーカーのマーケッターは「安全装備では、ユーザーからお金が取れない。だから、安全装備はムダ。どれだけ安全装備を省いて、安く見せかけて売るのが一番」という傾向が強い。 軽自動車メーカーが、そういう傾向がとくに強い。ほとんどのメーカーが、最廉価グレードでABSがオプションになっている。もはや、メーカーの安全思想の欠落ともいえる行為だ。さらに、横滑り防止装置がオプション装着できないとか、北米や欧州仕様には標準装備の後席中央3点式シートベルトが日本仕様だけ無いとか、日本のメーカーなのに、日本人に対してプライドがないというか・・・。 スバルは、このアイサイトの大ヒットで、アイサイトを支える基本システムでもある横滑り防止装置の標準装着化が進むだろう。アイサイトの大ヒットが、スバル車全体の安全装備レベルを大きく底上げしたことになるはずだ。 と、いうわけでアイサイトの大ヒットで「安全装備に客は金を出さない」という神話は崩壊した。と、思う・・・。 アイサイトの大ヒットで、安全装備に対する考え方が、少しでも良い方向に進めばと、願うばかりだ。 ユーザーは、安くて不安全なクルマよりも、適正価格で安全なクルマが欲しいと思うはずだ。 自動ブレーキ装置「EyeSight(アイサイト)」に衝撃!~スバル独自の安全技術の"今"を体感する~ 【日産 新型 エルグランド プロトタイプ 試乗記】8月の正式デビューを前にプロトタイプの走りを試す! 【中古車の不安一発解消!!】クルマのクセってなんですか? 中古車への誤解パート1 ゴルフとクルマの新関係 編集長対談!! アルバ×コリズム 東 寿彦(アルバ)VS大岡智彦(コリズム)<新車編> 【新車情報・新車比較試乗ならコリズム】 [PR] 中古車 車買取 車査定 車下取 中古車検索 中古車一覧 新車情報・新車試乗ならコリズム by corism | 2010-07-29 18:26 | 新車・中古車
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